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🎄この記事はNutanix Advent Calendar 2023の10日目です🎁🎅
最近、いろいろな事情もあってか、Nutanix AHVに関する質問やお問い合わせが増えてきていて、さらに増えそうな気もするので、5分くらいで読める、AHV関連のざっくり概要を書き出してみました。仮想化の世界ではVMware vSphereに慣れている人が多いので、vSphere用語を知っている方がさらっと読めるようにしています。
- 1 AHV is 何?
- 2 独自アーキテクチャ?
- 3 vCenter的なものは?
- 4 性能は?
- 5 セキュリティは?
- 6 実績は?
- 7 対応ゲストOSは?
- 8 準仮想化ドライバー(VMXNET3, PVSCSIに相当するもの)は?
- 9 HAクラスタ機能は?
- 10 vMotionは?
- 11 DRSは?
- 12 アフィニティルールは?
- 13 EVCは?
- 14 メモリオーバーコミットは?
- 15 CPU&メモリホットアドは?
- 16 GPUは?
- 17 VMクローンは?
- 18 スナップショットは?
- 19 バックアップ&DRは?
- 20 ファイルサーバー機能は?
- 21 iSCSIストレージ機能は?
- 22 オブジェクトストレージ機能は?
- 23 既存環境からの移行は?
- 24 Nutanix(AHVを含む)を売る(販売パートナー(リセラー)になる)ときって何か資格必要?
- 25 プロフェッショナルサービスってある?
- 26 研修ってある?
- 27 自力で勉強したい
- 28 資格ってある?
- 29 直近でセミナーとかある?
- 30 もしかして一番伝えたかったのはセミナーの宣伝?
AHV is 何?
Nutanix純正ハイパーバイザー。
独自アーキテクチャ?
部分的にそう。コアはLinux KVMで、ストレージI/O周りや管理機能は独自拡張。
vCenter的なものは?
別建て不要です。Nutanixでは各ホストに「CVM」というHCIコントローラーがいて、分散ストレージと統合管理UIを提供をしている。統合管理UIはPrism Elementと呼ばれ、CVM内のサービスとして動作。Prism Centralという仮想アプライアンスもあるが、こちらはライセンスサーバー 兼 機能拡張用インターフェイス。
性能は?
速いです。Nutanix同士で比較しても昔はESXi版の方が高速だったが逆転。
セキュリティは?
堅いです。米国の某セキュリティ要件ガチガチ組織が大規模ユーザーだっりするので鍛え上げられている。
実績は?
大規模から小規模まで幅広く、たくさんあります。Nutanix導入ユーザーの約7割が選択。
対応ゲストOSは?
Windows系(WS2003以降)、有名Linuxディストロは概ね対応。
準仮想化ドライバー(VMXNET3, PVSCSIに相当するもの)は?
あります。VirtIOドライバーというLinux KVMの仕組みなので、WindowsはOSインストール時に入れる必要あり、Linuxはインストール不要。
HAクラスタ機能は?
あります。常時ON。専用フェイルオーバーホスト指定なし(分散アーキテクチャーでは無駄が大きい)。
vMotionは?
あります。ライブマイグレーションという名前。
DRSは?
あります。常時ON、ADSという名前。CPU, RAMだけでなくI/O負荷の偏りも気にしてくれるのは分散アーキテクチャーだからこそ。
アフィニティルールは?
あります。設定可能なパターンはHost-VMアフィニティと、VM-VMアンチアフィニティ。
EVCは?
あります。クラスタ内の一番古いCPUを自動判定してその世代に合わせるので、手動での世代指定やOFFの設定はなし。
メモリオーバーコミットは?
あります。バルーニングのみ。
CPU&メモリホットアドは?
あります。ゲストOS側の対応が前提。
GPUは?
あります。NVIDIA製のみ対応。vGPUおよびGPU Pass-throughに対応。
VMクローンは?
あります。SysprepやCloudinitを食わせることも可能。
スナップショットは?
あります。VMware Snapshotとは異なりストレージレベルで処理するので性能インパクトが小さい。
バックアップ&DRは?
他のNutanixクラスタにリモートレプリケーション可能。テープ等の外部媒体への書き出しは3rd partyバックアップ製品で。Veeam, HYCU, Arcserve, Veritas, Acronis, CommVault, Rubrikをはじめとして選択肢多数。
ファイルサーバー機能は?
あります。Nutanix Filesという名前。
iSCSIストレージ機能は?
あります。Nutanix Volumesという名前。
オブジェクトストレージ機能は?
あります。Nutanix Objectsという名前。
既存環境からの移行は?
Nutanix Moveという純正ツールでV2Vが可能。vSphere, Hyper-V, Amazon EC2, Azure Virtual Machinesから移行可能。P2Vはない。ファイルサーバーの移行機能もある。
移行準備としてゲストVMを稼働させたままデータを事前転送する機能により、異種ハイパーバイザー間でもダウンタイムを最小化できて便利。追加費用無し。
Nutanix(AHVを含む)を売る(販売パートナー(リセラー)になる)ときって何か資格必要?
パートナー登録をお願いします。新規パートナー登録にあたっての資格要件はないため敷居は低い(と思っています)。上位レベルのパートナーとなることで様々な特典が得られるため、早めの資格取得を視野に入れておくのは重要。
プロフェッショナルサービスってある?
あります。日本に専門のチームが設置されている。コンサルティングチームはSIプロジェクトに一緒に入って手を動かしてくれる。運用サポートサービスもある。
研修ってある?
あります。CTCテクノロジーにてNutanix認定トレーニングを提供。
自力で勉強したい
コレ読んでください。
資格ってある?
あります。Nutanix Technology Champion(NTC)の萩原さんの記事がわかりやすい。なおVCPとは違ってトレーニング受講が前提条件ではない。
直近でセミナーとかある?
あります!ぜひお越し下さい。
2023年12月22日(金) ※オンライン
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もしかして一番伝えたかったのはセミナーの宣伝?
そうだが?